ネットバンキング / オンラインショッピング
銀行とコンピュータ間の通信は、一般的に暗号化処理されていますが、暗号化された通信データの復号化はブラウザ内で行われます。サイバー犯罪者はネットバンキング系のマルウェアを使って、まずこの処理にひそかに入りこみます。この状態になると、ユーザーが実行した送金処理は、攻撃者側によってデータを不正に書き換えられ、ユーザーが指定した受取人ではない犯罪に利用されている銀行口座などに不正送金されてしまいます。
対応した定義ファイル(ワクチン)さえあれば、 ウイルススキャナでも既知のバンキング系トロイの木馬を検出できますが、未知の脅威は検出ができません。お客様が安心してネットバンキング取引できるよう、G DATA は定義ファイルに依存せずに、バンキング系トロイの木馬(ネットバンキング取引中に不正操作を行うマルウェア)を自動検出できる機能「BankGuard」を開発しました。
“BankGuard はワクチンに依存しない保護技術です。従来型のウイルス対策では検出できない攻撃からも守る事ができます。”– Ralf Benzmüller(G DATA SecurityLabs所長)
BankGuard とは?
「BankGuard」の最大のメリットは、従来のウイルス対策製品では対策が困難だったネットバンキング取引を狙った脅威もタイムリーに検出して被害を回避できる点です。一般的なウイルス対策製品では、未知マルウェアの分析~対応する定義ファイルの作成~ネット経由の更新でユーザーへ配布、といったプロセスを踏む必要があります。この方法では、対策が行き渡るまでラグがあり、一定の被害が発生してしまうのです。 バンキング系トロイの木馬によるデータの不正な書き換えは、メモリ内の特定ファイルで行われます。BankGuard はバンキング系トロイの木馬の攻撃を自動検出し、不正な書き換えられたデータをオリジナルデータで置き換えます。